1986年3月第32回全日本新人王決定戦が行われた。

武士征俊選手と対戦。

前半から積極戦法で6回のフルラウンドを戦い抜き、判定勝ちを収めた。

半年前の西日本新人王に輝いた一戦でパンチを放った際、左手首に激痛が走り「もうこれ以上は続けられそうにない」と思った。

それでも、右のパンチに全てを託し、トレーニングに励んだ。

厳しい寒さの中のロードワークで、左のひざ頭がテニスボール大に腫れ上がったこともあった。

「負けても仕方がないほど練習不足だった」が、ゴングが鳴ると負けず嫌いの性格むき出しに、ひるむことなく前へでた。

3回の途中で左手はほとんど感覚が麻痺。

4回以降は歯を食いしばり右1本で渡り合い、堂々打ち勝ち新人王の座をつかんだ。


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武士(左)の左ジャブを上体でかわし、
すかさず右アッパーを打ち込む金城。